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2021.05.24

北アメリカに17年蝉の季節がやってきました!

こんにちは。

ご存知ですか?
北アメリカ東部には「17年ゼミ」と言って、17年ごとに大量にセミが発生します。
驚くことにその数たるや、数億~数兆匹にも及びます。



一説によれば、1メートル四方に300匹ものセミがひしめき合うほどになるそうです。
その鳴き声たるや、大音量の騒音レベルになってしまうとか!
いやはや、大変ですよね~ (^_^;)









彼らは「ブルードX」 (ブルードとは年次集団の意)と呼ばれ、17年に一度しか姿を現しません。
前回ブルードXが生まれたのは、2004年のアテネオリンピックに沸いた夏でした。


アメリカ東部には17年ゼミと13年ゼミ (ふたつ合わせて「素数ゼミ」とも言う)がいくつかのブルードを形成しており、今回のブルードXは17年ゼミ集団のうちのひとつで、その数で最大の集団とされます。






何故17年周期と13年周期毎に一斉に羽化をするのか?
実はこの謎の解明をしたのは日本人の 吉村仁 静岡大学教授です。

理由は200万年前の氷河期にあり、北米のほとんどが氷にとざされてしまった時に、生き残り戦術として辛うじて凍結していない限られた場所の地中に、避難場所として長く地中に留まるようになったと考えられ、気温が寒い時でもすぐに交尾相手を見つけられるように一斉に地上に出て来るようになったのではないか、とのことです (^_-)-☆


また、何故17年と13年なのか?ということについても、吉村教授の考えでは17年と13年の素数であれば同時に羽化する周期は221年に1回となり、交雑配になるのを避けるためにそうなった可能性が高いそうです。


いやはや、自然は脅威ですよね!!


















2004年以来の17年ぶりとなる自然現象に、アメリカ国内は関連グッズの販売や各種イベントの計画など、大いに盛り上がりを見せているようです (*^^)v



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